PRODUCT

排ガス処理設備

設計から据付まで
優れた技術を提供します

高度な技術と信頼性を誇るSECグループのごみ焼却炉排ガス処理設備と付帯設備。
環境保全対策の徹底を図るとともに周辺環境との調和を追求し、
クリーンな生活環境を見守り続けています。
排ガス処理設備

●フローシート(ごみ焼却設備全体)

フローシート(ごみ焼却設備全体)

●フローシート(機構図)

フローシート(機構図)

●排ガス洗浄装置

排ガス洗浄装置

●ガス式空気予熱器

ガス式空気予熱器

●集塵装置

集塵装置

燃焼設備用バグフィルター

近年、都市ごみ焼却炉の排ガスを浄化する設備はダイオキシン他有害物質除去の規制値が益々厳しくなる傾向があります。当社は有力な関係会社の協力を得て、この処理に対応するシステムとしてバグフィルター設備を組合わせた処理技術が注目され、実績を上げております。永年、電気炉用を始め各種の設備にバグフィルターを設計製作し、技術と実績を重ねたものを、燃焼設備用として、更に高性能、高効率を目指して努力しています。
上の機構図はその一例で、燃焼排ガス中に有害ガス(HCi等)反応ろ過助剤を吹き込み、バグフィルター(逆洗方式)と組合わせたシステムにより、媒塵と有害ガスの除去を効率よく行うと共に、運転及び停止時の維持管理、腐食防止対策等を充分考慮した設備として稼働しております。又、バグフィルターの機種にはパス方式で100t/日規模の焼却炉設備で設置、順調に運転されています。

《バグフィルタシステムの特長》

  1. ばいじんやHCガスのみならず、ダイオキシン、SOxガス、HFガス、重金属、有機物や水銀も効果的に除去できます。媒体として消石灰を使用し、少ない薬品使用量で高い除去効率が得られるためランニングコストが大幅に安くなります。
  2. 捕集された排ガス中の有害成分は、乾いたダストとして取り出されますので排水処理設備を必要としません。
  3. 特殊な助剤を使って、バグフィルタの表面を保護するため、高温燃焼排ガスに対しても、バグフィルタを使用することができます。(燃焼火粉によるトラブルは皆無です)

《バグフィルタシステムの要素》

急冷反応塔又は急冷塔
消石灰、活性炭、特殊助剤
バグフィルタ
バグフィルタ構造図
バグフィルタ構造図
バグフィルタ構造図
バグフィルター
バグフィルター

バグフィルタ

《機能》

表面に最初に付着した粒子層(初層)を沪過層として、微粒子の捕集を行います。粒子の付着が-定量になった時点で払い落としをしますが、初層の大部分は残留するので、一旦初層が形成されたあとは、常時、1µ以下の微粒子の捕集が可能です。

《特長》

●特殊助剤によりフィルタケーキの圧密がなく、長いクリーニングサイクル(4~12時間)で厚いフィルタケーキで運転しても低い圧力損失を維持します
●フィルタケーキ厚さが厚くクリーニングサイクルが長いため、1µ以下の細かいばいじんも、捕集されます。
バグフィルター
バグフィルタ

消石灰、活性炭、特殊助剤

《機能》

消石灰、活性炭及び特殊助剤等は、バグフィルタと組み合わせて使用した時に最もシステムの特性が発揮されます。
●排ガス煙道には、粉状消石灰が供給され、排ガス中の酸性ガス(ダイオキシン、HCℓ、SOx、HF)と均一で急速な接触反応が行われます。
●下流にバグフィルタを設置する場合には、バグフィルタの表面保護とフィルタケーキの圧密を防止するため特殊助剤を煙道へ供給します。

《特長》

●排ガスが煙道を通過する時に、効率よく消石灰と固気混合が行われ、反応が促進されます。
●特殊助剤は、運転開始時あるいは長期運転停止時に使用することにより、沪布を保護します。
消石灰及び特殊助剤切出口
消石灰及び特殊助剤切出口

急冷反応塔

高圧給水加熱器
急冷反応塔

有害成分の除去性能

●システムによって優劣はありますが、いずれのシステムも、ばいじん、酸性ガス、(HCℓ、SOx、HF)は高効率で除去されることが実証されています。
●バグフィルタを使用するシステムでは、さらに重金属、ダイオキシン、水銀に対しても高効率の除去性能が得られます。(ダイオキシンの場合0.1ng-TEQ/N㎥)
●入口濃度が大きく変動しても、出口はほぼ一定濃度を維持します。
●バグフィルタシステムでは、出口ばいじん濃度は0.01g/N㎥以下の除去性能を発揮します。
●酸性ガスの除去効率は、バグフィルタにより98%以上の性能を発揮します。
●同じように重金属もバグフィルタシステムで90%以上の除去性能を発揮します。

ご照会に際して

ご照会に際しては下記のPDFをご覧下さい